「世界の人びとのためのJICA基金活用事業(通常枠)」に採択されました!

POMk Projectが提案した、「インドネシア:西ヌサトゥンガラ州中央ロンボク郡・Jonggat地区教員に対する健康教育支援事業」が、国際協力機構(JICA)の「世界の人びとのためのJICA基金活用事業」に採択されました。これまで私たちが培ってきたインドネシアとのつながりを活かし、海外でもPOMk 活動をさらに推進していこうと考えております。

インドネシアはジャカルタなど大都市での発展は目を見張るものがありますが、そうした発展から取り残され気味な地域も数多いです。特に私たちがターゲットとしている西ヌサトゥンガラ州ロンボク島は、乳幼児死亡率が高く、さらに近年大地震で甚大な被害を受けた地域です。私たちは福島を拠点とするNPOとして、震災の経験も踏まえた支援活動を展開していきたいと考えております。

今回の事業はJICAからの委託事業として実施されます。法人としての設立間もないにもかかわらず、(2年以上の活動実績が求められる)通常枠での採用がされたことは、これまでの地道な活動が認められた結果でしょう。

https://www.jica.go.jp/partner/private/kifu/09.html#recruitment_2019

西ヌサトゥンガラ州は、国内で最も高い乳幼児死亡率を記録する他、2018年にM7以上の地震が3回発生し、避難生活を続ける被災者も多く、貧困・健康にかかる支援のニーズが最も高い地域といえる。住民が病気予防や治療の判断をするにも、最低限の健康に関する知識が必要となるため、まずは現地初等中等教育の教員の協力を得て、現状把握とニーズ調査を実施する他、現地教員自らが健康教育を効果的に行えるよう、体験型学習会のノウハウ(福笑い、カードゲームや身近なもので作れる模型作成等)を技術移転し、子供たちをはじめとする地域住民が、健康に関する知識を活用できるようににする。